交 通 事 故

    丹沢へコンバットミッションの移動中の事故。

・セブンイレブン店前の交通事故・

当時所属していたコンバットチ−ムは家を出るときから軍服でした自衛隊の教官による、戦闘訓練、一般教練などを実施したり、
特殊部隊用の凶悪犯火器制圧訓練などを行っていました。サバイバルチ−ムよりも、私兵に近い存在でしょうか。
   1.BB弾(直経6mmプラスチックの弾)の発射速度が0.2グラムで1ジュ-ルを越えるゲ−ムをすることがある。
   2.軍隊的な上官、新兵などと階級と規律を重視する。
   6.ゲ-ムの数ではなく、戦闘のシチュエ−シヨンを重視する。
   8.火炎瓶の投擲、ロケット花火の発射.打上花火の改造による
     胡椒爆弾等の投擲、
 10.コンビニ、ファミレス、ス-パ-と何処にいくにも軍服のチ−ム
  11.軍用ナイフ又は、サバイバルナイフの装備極悪チ−ムの条件に、これだけ該当しました。皆様はどうお感じになったでしょう。
10.項目目の何処にいくにも軍服のチ−ムだったのです。前職のNTTの社宅に住んでいた時などミッションから帰ってくると、
近所の子供
が、兵隊さんが帰ってきた、と大変でした。女房には、普段はサラ−リマンが
そして、時々アメリカ兵が帰って来る。いいだろう、などと言ったり。近所の奥方には、思いっ切り、ひんしゅくをかっていた事とおもいます。
でも、面白いからいいのだ、と割り切っていました。ある時、小雨の降る夜8時ごろ、やはり、ミッションで、車をつらね走っていました。
丹沢の無人の避難用山小屋で、人質救出の訓練のためです。秦野市のコンビニで、食料の補給をする為に
駐車場にはいりました。しかしランクルが1台だけ入れず、路肩に駐車する
ことになったのです。全員がコンビニに入って買い物の最中、
事故だの声で
飛び出して見ると、入れなかったランクルの後部が曲がり、反対車線にバイクの少年が倒れています。隊長が、すぐさま、
現状保存、交通規制とどなりました。同時に119番と110番に通報を入れるように指示。我々は早速ポンチョを着て、L形ライトを赤燈にして、
交通遮断を実施しました。
軍服の効果はてきめん、トラックも乗用車も素直に聞いてくれました。
見物人も家から出てきて、
キビキビした兵隊の行動を見るにつけ、なんで、自衛隊が通行止めをしているのだろうと、話しているのが聞こえました。
その位手際がよかったのだろうと、思います。これも、普段の訓練の成果かと思ったりしました。交通事故被害者の少年をみれば、路上に転がり
ヘルメットが割れて、意識不明、車をみれば、ランクルの後部の衝突したした所のパイプが曲がっています。前方を見ずに激突したことはあきらか
です。30分位のちパトカ−が到着しましたが、兵隊が交通遮断をしています。警察官は車からすぐに降りてくるのに、周囲を観察して、すこし躊躇しながら
降りて来ました。隊長が事故の状況を説明してから、現場検証の為の資料を作成しているところに、救急車が到着し意識不明と事故の顛末を確認し、
救急車にタンカ搬入して、すぐに病院にむけ出発しました。警察官は、自爆事故と判断したのでしょう、ランクルの運転手をパトカ−に乗せて、
我々に通行止めの解除を依頼して所轄に戻っていきました。その間40分位、交通規制に協力していただいた運転手にお礼を言い通行止を
解除しました。その後警察署に連れて行かれたランクルの運転手を1時間近く待って、戻ってきてから再出発したしだいです。
              筆者   東山春美
 

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